海外留学の費用はいくら?種類別・国別の目安と費用を抑える方法を解説

海外留学の費用はいくら?種類別・国別の目安と費用を抑える方法を解説

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海外留学を検討する際に、「留学費用」を気にする方は多いのではないでしょうか。留学先や期間でどれくらい金額が変わるのか、費用を抑える方法はあるのかなど、事前に確認したいポイントがいくつかあります。

本記事では、海外留学における種類別・国別の費用の目安に加え、主な内訳や費用を抑える方法まで詳しく解説します。留学費用に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

海外留学にかかる費用は、留学の種類や期間、滞在する国によって大きく異なります。ここでは、種類別・国別の一般的な費用の目安をご紹介します。

一口に「海外留学」といっても、語学力向上を目的とした短期の語学留学から、学位取得を目指す長期の高校・大学留学まで、その種類はさまざまです。以下では代表的な留学タイプに分けて、主な目的や費用総額の目安をまとめました。

留学の種類目的期間1年あたりの費用目安学校
語学留学外国語学習(会話力向上・試験対策など)、気軽な留学体験1週間~3ヵ月程度60~120万円程度(1週間~3ヵ月の場合)語学学校(私立/大学・カレッジ付属)
高校留学現地の高校卒業資格取得、異文化体験、適応力・コミュニケーション能力の向上1~3年程度300~500万円程度高校
大学/大学院留学学位取得(学士・修士・博士)、専門分野の研究・学習学士:3~4年程度 修士:1~2年程度 博士:2~8年程度300~800万円程度大学、大学院、短期大学(2年制)、専門学校
大学等短期・非学位留学専門分野の短期学習、異文化対応力の向上3ヵ月~1年程度100~300万円程度大学、大学院(協定校・派遣・認定留学・サマースクールなど)

語学力向上を目的とした短期留学は、費用を抑えやすい傾向があります。一方で、滞在期間が長い高校留学や大学・大学院留学は費用がかさむため、より綿密に計画を立てることが大切です。

代表的な留学先(国別)の留学費用や学習環境を紹介します。実際の費用は為替レートによって変動するため、相対的な費用感をまとめました。

  • アメリカ 

世界最高峰の教育レベルを誇り、専攻選択の自由度も高いのが特徴です。授業料は高額な傾向にありますが、奨学金制度が充実しています。

  • カナダ 

治安の良さで知られるカナダは、教育水準が高い傾向にあります。留学費用は比較的リーズナブルで、就労可能なプログラムも多く、コストと教育環境のバランスに優れています。

  • オーストラリア 

教育の質が世界トップクラスで、安全で生活しやすい環境も整っています。学生ビザでアルバイトができるため、現地で生活費の一部を稼ぎながらの留学も可能です。

  • ニュージーランド 

大学はすべて国立で教育水準が安定しており、安全かつ落ち着いた学習環境が特徴です。オーストラリアと同様に学生ビザでアルバイトができるほか、豊かな自然に囲まれた生活も楽しめます。

  • イギリス 

質の高い教育が特徴的で、通常3年制の学部課程では短期間での学位取得が可能です。ロンドンは生活費が高いものの、治安の良さから留学先として高い人気があります。

  • フィリピン 

学費や生活費を抑えやすい留学先です。マンツーマン形式の授業が多いため、短期間で語学力を伸ばしたい方に向いています。

  • 韓国 

日本から渡航しやすく、大学や語学学校の教育水準が高い国です。特に、韓国語学習を目的にした留学が人気を集めています。

海外の留学費用はケースによって異なりますが、主な内訳は以下のとおりです。

  • 渡航費
  • ビザの申請費
  • 学費
  • 滞在・生活費
  • 海外保険料

それぞれの費用目安や注意点について、以下で詳しく解説します。

航空券代を中心とした費用で、時期や航空会社、乗り継ぎの有無によって大きく変動します。往復航空券代の一般的な相場としては、以下の金額が目安になります。

アメリカ10~25万円
カナダ15~25万円
オーストラリア10~25万円
ニュージーランド10~25万円
イギリス15~20万円
フィリピン6~10万円
韓国2~6万円

航空券代は大型連休や年末年始などの繁忙期に高騰しやすく、オフシーズンは下がりやすい傾向があります。航空会社や路線による違いはありますが、基本的には早めの予約が割安です。留学計画が固まり次第、手配を始めると節約につながります。

海外留学の種類や国によっては、渡航前にビザを取得する必要があります。申請費は国ごとに異なりますが、一般的には1~5万円程度が目安です。留学を希望する国の在日大使館などでビザの要否を確認し、余裕を持って手続きを進めましょう。

学費(入学金・授業料・教材費など)は学校の種類やプログラム内容、国によって金額が大きく異なる費用です。ビザの申請前に学費の支払い証明書が必要になる国もあり、その場合は留学を決めた直後に学費を納めなければなりません。留学の申請後に慌てることがないよう、学費の詳細や支払い時期は事前に確認しておきましょう。

食費や交通費、通信費などの滞在・生活費は、留学費用の中でも差が出やすい費用です。地域によって物価が異なるため、留学先の情報を事前に確認しておきましょう。
生活費については、滞在方法によっても相場が変わります。ホームステイは食事付きで安心感がありますが、費用がかさみやすい傾向にあるため、なるべく支出を抑えたい場合は寮やシェアハウスを検討しましょう。

海外留学中は、病気やケガ、盗難などのトラブルに見舞われる可能性があります。想定外のリスクにも対応できるように、海外留学保険へ加入しておくと安心です。
保険料の目安は、1ヵ月程度の短期留学で約1~2万円、1年程度の長期留学では20~30万円になります。ただし、留学の目的や滞在期間、渡航先の地域、選ぶ補償内容によって変動するため、補償範囲を確認してご自身に合ったプランを選びましょう。

ここでは留学費用を抑えたい方に向けて、実践的な節約方法をご紹介します。

留学期間は、費用への影響が出やすい要素です。期間が長引くほど学習効果は見込めますが、長期留学は費用負担が大きくなりやすい傾向があります。
目的に合わせて必要な留学期間を検討し、無駄な支出をできるだけ抑えましょう。

早めに計画を立てることも、海外留学費用の節約に効果的です。時期が早ければ割安な留学プログラムや航空券を予約しやすく、応募できる奨学金の選択肢も増やせます。
また、渡航先の地域や学校を比較する時間的余裕が生まれると、予算に合った留学先を見つけやすくなるでしょう。

物価の水準が低い国や地域を選ぶと、日々の生活費や滞在費を節約できます。
欧米諸国に比べると、一般的にはフィリピンなどのアジア諸国の方が物価は低めです。また、首都や大都市を避けて地方都市を選ぶことも節約につながります。
物価の影響は留学期間に応じて大きくなるため、特に長期留学を考えている方は滞在地域と併せて、寮やシェアハウスなど滞在方法も慎重に選びましょう。

国や自治体、民間団体、留学先の大学などが提供する奨学金・助成金も、費用負担を抑える有効な方法です。奨学金には返済不要の「給付型」と、卒業後に返済する「貸与型」の2種類があり、それぞれ応募条件や選考基準が異なります。
また、募集時期が限られている制度も多いため、早めに情報収集を始めることが大切です。利用できる制度を丁寧に比較しながら、目的や状況に合った奨学金・助成金を選びましょう。

日々の生活に工夫を取り入れることで、現地での生活費を抑えることも可能です。
例としては、シェアハウスで家賃を節約する方法や、自炊で食費を抑える方法があります。地域によっては、格安SIMの利用で通信費を節約できます。
現地での生活を具体的にイメージして、日々の支出をこまめに見直す習慣をつけましょう。

海外留学の準備では、留学エージェントのサポートが欠かせません。エージェントによって手数料やキャンペーンの有無、割引制度の内容が異なるため、入念に下調べをすること大切です。 まずは必要なサポートを明確にし、条件に当てはまる複数のエージェントを比較してみましょう。

まとめ

海外留学にかかる費用は、留学の種類や滞在国、期間によって大きく異なります。短期の語学留学は費用を抑えやすい一方で、長期の高校・大学留学では学費や生活費がかさみ、費用総額が高くなる傾向があります。
留学費用が不安な方は、入念に情報収集をしたうえで早めに計画を立てましょう。滞在方法や生活面での工夫、奨学金の活用などにより、費用負担が大きく変わることもあります。ご自身の目的や予算に合った方法を模索しながら、慎重に留学の計画を立てることが、安定した学習環境を整えることにもつながります。 自己資金だけでの留学が難しい場合は、留学費用にも利用できる教育ローンの活用も検討してみましょう。返済期間や金利、利用条件を比較しながら検討することで、無理のない資金計画を立てやすくなります。
資金計画についてご不明な点がございましたら、お近くの信用金庫にお気軽にご相談ください。

執筆 石田真帆

千葉県出身。大学卒業後に海外留学を果たし、帰国後は語学スクールのカウンセラーに従事。育児との兼ね合いで退職後、2011年より子どもの頃から夢見たライターの道へ。現在も2児の母として日々奮闘する傍ら、多彩なジャンルの編集・ライティングを手がける。

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